相手にかける言葉を選ぶー安全基地

人にかける言葉は、慎重にしなければならない。

 

単に、思いついたことを言ったり、正論を言えば良いわけでもない。

 

何も考えていない言葉は、その後の未来、相手にも大きく影響するかもしれないし、

 

自分にも悪い影響が出るかもしれない。

 

いま読んでいる、「質問力」ではこう述べている。

 

リストラされた夫が帰ってきたらこう言うかもしれない

「これから私たちどうするの?!」

 

受験に失敗した子供に、

「これからどうするの?浪人するの?」

というかもしれない

 

そんな言われ方をされたら、落ち込んだり、絶望感にさいなまれる。

 

もし、この状況で、相手のことを考えられていたら、

「大丈夫?いまはゆっくり休みましょうね」とか、「頑張ったね。」など、相手に安心できる居場所を与えられる。

 

自分にはまだ安心できる場所があるんだ、と感じることで、次への活力につながるかもしれない。

 

言葉1つを出す時に、その場や自分の感情ではなく、その後の相手のことも考えて話せたら、本当に素晴らしいと思う。

 

自分も浅はかな言葉を使ってしまうことがある。

 

本当に相手を思いやるなら、自分の感情を少しおさえて、一呼吸置いて話せるようにならなければ。

 

安全基地という精神科医が提案した概念があるらしい。

 

相手が1つ安心できる場所があると、そこから世界を自由に探索できる。

 

逆にそういった場所が無いと、世界を恐れ、小さくなってしまうようだ。

 

人は、自分を自由にさせてくれる存在に愛着を感じるらしい。

 

愛する人には安心できる場所を与え、自由に羽を広げさせてあげることで、さらに発展があるのだろう。